痔の種類について
痔には大きく分けて「いぼ痔(痔核)」、「切れ痔(裂肛)」、「あな痔(痔ろう)」に分けられていますが、それぞれ症状は異なります。
痔の患者さんの中でもっとも割合が高いのは「いぼ痔(痔核)」です。
いぼ痔はさらに、直腸側にできる「内痔核」と肛門側にできる「外痔核」に分けられます。
本剤は排便時、あるいは普段からイボが出たままになっているような「脱出を伴う内痔核」に対して、切らずに注射による治療を可能にしたお薬です。
いぼ痔はさらに、直腸側にできる「内痔核」と肛門側にできる「外痔核」に分けられます。
本剤は排便時、あるいは普段からイボが出たままになっているような「脱出を伴う内痔核」に対して、切らずに注射による治療を可能にしたお薬です。
新しい内痔核硬化療法剤について
本剤による治療では、有効成分を痔核内に投与することにより痔核を硬化/退縮させます。 この方法は、従来より手術適応である「脱出する内痔核」についても効果があり、新たな痔核治療の選択肢の一つとして最近加わりました。
注射療法による治療のため、内痔核を切らずに脱出と出血を治療します。
痔核を切り取る手術と違って痔核の痛みを感じない部分に注射するため、「傷口から出血する」、「傷口が痛む」といった患者さんの身体的・精神的な負担が軽減されます。 また、入院期間も短縮でき、社会生活への早期復帰が期待できます。
注射療法による治療のため、内痔核を切らずに脱出と出血を治療します。
痔核を切り取る手術と違って痔核の痛みを感じない部分に注射するため、「傷口から出血する」、「傷口が痛む」といった患者さんの身体的・精神的な負担が軽減されます。 また、入院期間も短縮でき、社会生活への早期復帰が期待できます。
本剤の治療について
本剤は「四段階注射法」という特殊な手法で投与されます。
この治療法は高度な技術を要するため、現在では「当手技に関する講習会を受けた専門医の登録施設」においてのみ治療が実施されています。
また、患者さんの状態によっては本剤が使用できない場合がございます。
受診される際には先生によくご相談ください。
この治療法は高度な技術を要するため、現在では「当手技に関する講習会を受けた専門医の登録施設」においてのみ治療が実施されています。
また、患者さんの状態によっては本剤が使用できない場合がございます。
受診される際には先生によくご相談ください。
治療の流れ.1
本剤を投与する前に肛門周囲への麻酔か、下半身だけに効く麻酔を行い、肛門周囲の筋肉を緩めて注射しやすくします。 麻酔法については先生にご確認ください。
治療の流れ.3
投与後しばらく点滴を続け、麻酔の影響がなくなるまで安静にします。
治療後の経過と注意点
治療当日からの経過と望ましくない作用(副作用)の目安です。
入院期間および通院期間は、処置した痔核の数や大きさなども含めて患者さんの状態により異なりますので、治療後も先生とよくご相談ください。
入院期間および通院期間は、処置した痔核の数や大きさなども含めて患者さんの状態により異なりますので、治療後も先生とよくご相談ください。
治療後の注意点
望ましくない作用(副作用)が起きることがあります。定期的に通院してください。
この治療法は、痛みが続く、血が出る、肛門が狭くなって排便がしづらくなる、熱が出る、などの好ましくない作用があらわれることがあります。そのため定期的に通院していただく必要があります。
気になる症状が現れた場合、直ちに受診してください。
普段と違う気になる症状があらわれた場合には、直ちに受診してください。 副作用が隠れていることもありますので十分に検査・診察の上、症状に応じた適切な治療を行います。
副作用などに対する処置が必要になった場合には、状況に応じてお薬(炎症を抑えるための抗生物質や消炎鎮痛剤、あるいは便をやわらかくするための緩下剤)の投与、坐浴、手術を行うことがあります。
副作用などに対する処置が必要になった場合には、状況に応じてお薬(炎症を抑えるための抗生物質や消炎鎮痛剤、あるいは便をやわらかくするための緩下剤)の投与、坐浴、手術を行うことがあります。
他の医療機関で直腸肛門の診察を受けるときには、必ず本剤による治療を受けたことをお伝えください。
本剤は痔核を固めて治す方法です。治療後は注射した場所が硬くなっていることがあり、この症状を誤って悪い病気と診断される可能性があります。 他の医療機関で直腸肛門の診察を受けられる場合は、本剤を受けたことを必ず申告してください。