フコイダンとは
フコイダンとは海藻のぬめり成分のことで、代表的なのはモズク、コンブ、ワカメなどです。このぬめり成分の中に多く含まれている硫酸化多糖類が「フコイダン」です。
フコイダンの構造は抽出する海藻の種類によって異なりますが、当院ではトンガ王国産のモズクから抽出したフコイダンを対象にご案内しております。というのも、フコイダンが最も多く含まれているのがモズクで、ワカメやコンブと比較しますと約5~8倍のフコイダンが含まれているからです。
低分子化フコイダンの三大作用とは
低分子化フコイダンはがん細胞に対し、どのように作用するか。研究で明確になった作用は次の3点です。
1. アポトーシス誘導作用
※アポトーシス=細胞が「自ら選んで自滅していく」こと
2. 血管新生抑制作用
3. 免疫力強化作用
低分子化フコイダンは、がん細胞に直接作用し、がん細胞を自然死(アポトーシス)に導きます。また、がん細胞に栄養を運ぼうとする血管が新たにできることを抑制し、患者様自身の免疫力を高めます。
一般的に、抗がん剤は正常な細胞にまでダメージを与える場合が多く、それが、いわゆる「抗がん剤治療の副作用」としてあらわれます。対して、低分子化フコイダンはがん細胞だけに働きかけます。つまり、低分子化フコイダンは「副作用のない抗がん剤」のように働くといえ、さらに正常細胞の機能をより強化していくということが、今までの研究でわかってきています。