高濃度ビタミンC点滴による癌治療
ビタミンCの抗ガン作用機序
ビタミンCは鉄イオン存在下で一定濃度を超えるとフェントン反応で過酸化水素を発生します。
正常細胞はカタラーゼという酵素が過酸化水素を中和するので影響をまったく受ません。
一方、ガン細胞の多くはこのカタラーゼが欠乏しているために過酸化水素を中和できずにダメージを受けて破壊されてしまいます。
すなわち、ビタミンCは高濃度になると栄養素ではなく抗ガン剤として働くのです。癌の培養細胞はビタミンC濃度が400mg/dLに達すると死んでしまいます。
一方、ビタミンCは細胞の機能を正常化し、免疫システムを刺激、癌抑制遺伝子を安定化、癌抑制遺伝子の障害を抑制し、突然変異を予防します。
すなわち、ビタミンCはガンの化学療法剤でありながら免疫力を高めるという、これまでにない理想の化学療法剤であるわけです。
この治療が適している癌患者さん
高濃度ビタンC点滴療法が適応となるのは
(1) 標準的ガン治療が無効の場合
(2) 標準的ガン治療の効果をより確実にする
(3) 標準的ガン治療の副作用を少なくする
(4) 良好な体調を維持しながら寛解期を延長させる
(5) 代替治療としを希望する場合
有効な抗ガン剤や放射線治療がある場合は併用を推奨します。
この治療が有効なガンの種類についてはまだ研究段階です。
この治療が有効なガンの種類についてはまだ研究段階です。
マイヤーズ・カクテル点滴による慢性疾患治療
マイヤーズカクテルは米国自然療法医の定番です。
人間の体の中に存在する栄養素であるビタミンやミネラルだけの点滴療法で、気管支喘息、偏頭痛発作、慢性疲労症候群、線維筋痛症などさまざまな疾病に有効です。
グルタチオン点滴によるパーキンソン病治療
グルタチオンは脳にとって最も重要な抗酸化物質の一つであり、脳を様々な有害物質から守る役割を担っています。
パーキンソン病患者の脳内において、この重要な物質であるグルタチオンが減少していることが分かっています。
パーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ症状の著名な改善が認められたという報告があり、現在南フロリダ大学において臨床研究が進行中です。
パーキンソン病患者の脳内において、この重要な物質であるグルタチオンが減少していることが分かっています。
パーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ症状の著名な改善が認められたという報告があり、現在南フロリダ大学において臨床研究が進行中です。