医療法人 至捷会 木村病院

経皮導入機メソアクティスによるアンチエイジング治療

2017/10/31(火)

経皮導入機メソアクティスによるアンチエイジング治療

 9月より、医療用経皮導入機メソアクティスをアンチエイジング外来で導入し、治療を開始しました。メソアクティスは、エレクトロポレーション理論(電子穿孔理論)の応用によって、有効成分を無痛で、なおかつ皮膚へダメージを与えることなく大量に導入することを可能とした新しいタイプの導入デバイスです。このエレクトロポレーション理論は、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などの研究所で確立され、主に遺伝子工学や抗がん剤投与などへの応用が期待されている最先端技術です。 

エレクトロポレーションとは、短い電気パルスの流れによって細胞膜にエレクトロポレース(小穿孔)を形成する現象を利用。形成されたポレースは元に戻ろうとするまで、数秒から数分間持続されます。電圧やパルス幅などを調節することによりポレースのサイズとその持続時間は調整する事ができます。適切な電気的刺激によって細胞の機能を損なうことなく、一時的に細胞膜の透過性を向上させられることにヒントを得て開発され、ノイマン等が1982年に報告した方法です。 (図1)

(図1)

メソアクティスは、細胞膜と構造のよく似た皮膚の角質層にある細胞間脂質にエレクトロポレーションによってポレースを形成、有効成分を導入していきます。我々が使用しているほとんどの薬物は電荷(プラスもしくはマイナス)を持っています。表面が帯電している器具を使用することによって、予め皮膚の表面に塗布した溶剤を、電気の反発作用を利用して、皮膚の奥へと浸透することが可能です。

 イオントフォレイシスや超音波導入では水溶性や分子量の小さいものしか導入することができません。イオントフォレイシスや超音波機器では、これまで導入することができなかった、脂溶性成分(ヒアルロン酸など)や分子量の大きいものも数分で、しかも大量に導入することが可能です。これは、通常注射器を用いるプチ整形やメソセラピーに匹敵する性能で、まさに針の無い注射器と言えます。最大の利点は針を使用しないので“無痛”であること、また一度に広範囲へ有効成分を導入できるなど、注射器を凌ぐ特徴を持っています。化粧品などを肌に塗布して吸収させる場合、角質層のバリア機能を見越して濃度を濃くしていますが、アクティスを使えば低濃度で十分な効果が期待でき、副作用も軽減できるメリットもあります。もちろん手術ではないので、肌を傷つけることなくダウンタイムもありません。この機器の応用範囲は広く、薬品、メソセラピー、ホメオパシー、鎮痛剤、セルライト(皮下脂肪)の除去、肌の若返り、発毛育成など、その用途は多岐にわたります。

 アクティスは4つのステップにより、脂溶性成分(ヒアルロン酸など)や分子量が大きいものでも数分で、大量に導入することができます。 (図2)

また、有効成分の導入深度を10CMまでコントロールできるので、そのターゲットは皮膚、セルライト、脂肪層と広範囲に及びます。 (図3)

(図2)

(図3)

 当院アンチエイジング外来では、スキンセラピー、痩身治療、発毛治療でメソアクティスを使用し、治療を受けられた皆さんに高評価をいただいています。ご興味のある方はアンチエイジング外来スタッフまでお気軽にお問い合わせください。